[犬山市 K様]

2003年6月20日、待ちに待った引越しは梅雨の晴れ間に無事完了。
大学生の子供二人が助っ人に来てくれて「この家ならたまに帰ってきてもいいなとのたまった、自分たちの育った想い出はないけれど親の住む家が実家だからな」と。
2002年のこの頃、夫は名古屋支店に転勤になり義母と岩倉に引越し、私は大阪で一人暮らしをしていた。年度末で退職し合流するつもりだった。


“「いい家」が欲しい。”の本と出合ったのは、当時私は病院勤めであり、ある休日出勤の当直室での新聞だった。大竹建築さんと会うために犬山の駅を降りたのは夏真っ盛りの8月3日。工務店を決めてから土地を探し、ここに決めた。それから家が完成するまでの半年間はとても待ちどうしかった。
住み始めてすぐに気持の良さを実感した。新築特有の匂いもなく爽やかで涼しかったことを良く覚えています。SCのパンフレットを検証するために温度と湿度の記録を録ることにした。ちょうど10ヶ月になりますが記録をみると7~8月で30℃を越えた日は4日だけ、湿度は70%前後でも「蒸し暑いなあ」と嘆かずにACも扇風機も一切使わずに夏が過ぎていった。たまたま2003年が冷夏だったこともあるけれど団扇が久しぶりに大活躍の夏でした。秋になると今度は残暑が厳しく連日30℃を越える日がつづいた頃でも家の中は24℃前後、湿度60%と外の気象の影響をあまり受けない。この頃には友達や親兄弟が犬山に来てくれて、皆いい家だとほめてくれた。
暮れが近くなった12月19日初雪が降った。そんな頃でも補助的な暖房機だけで済ませていた。年が明けて早々にFF式のストーブが稼動し始めた。このFFストーブ1台で2階は暖房なし。石油の消費量は今まで(大阪で暮らしていた頃)と比べると2/3と
かなり省エネになった。家の中に干し姫さまを付けてもらい雨の日の洗濯物は良く乾いて助かった。この頃の湿度は45%前後で、構造材の梁や柱に亀裂の入る音がしてびっくりした。話には聞いていたがこれが家鳴りって言うんだ。
床下ダンパー・小屋裏ダンパーの開閉で室温の変化を少なくしているということがよくわかった。心配していた脱衣所の温度差もなくヒーターは要らなかった。
この家の暮らしを快適にしてくれるのはソーラーサーキットであり、さらに私たちに
快適以上に安らぎ・癒しの感を与えてくれるのが、ここへ引っ越して直ぐに裏の畑で
拾った子猫だ。哺乳瓶やミルクを買い求め200グラムの瀕死の状態から5600グラムの肥満児に成長した。障子の破れ、床の傷、壁紙の引っ掻き傷には目を瞑ることにした。
猫特有の匂いも24時間換気システムのおかげで気にならない。
冬暖かく、夏涼しい快適なソーラーサーキットの家に満足しています。

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